今や空前の猫ブームです。


我が家に来たばかりの頃の『むぎ』です。

30年以上猫を飼ってる私からすると、今更ブーム?って感じです。

何故ここまで猫ブームに沸いているのでしょうか?
いくつか理由は考えられます。

【かわいい、癒される】
まずはこれでしょうね。不細工な猫も可愛いものです。
【手間があまり掛からない】
散歩の必要がありませんので、食事と水とトイレの世話さえ出来れば、
基本ほったらかしで大丈夫です。
【安全】
たまにひっかかれたり、噛みつかれたりしても、大怪我をする事はありません。

ざっくりしたとこではこんな所でしょうか。

他には、人に媚びない、冬に一緒に寝てくれて暖かい、餌代が安く済む 等々・・・

——これから猫を飼おうとする人へちょっとだけアドバイスです。——–
完全室内で飼って下さい。

実は私は、10年ぐらい前まで放し飼いをしていました。
猫は外で遊ぶものだと決めつけていました。
おそらくトイレは家でしていたと思われるので、よそ様の家で迷惑はかけてないし、臆病だから車に轢かれる事もないだろう。
そんな安易な考えで、ずっと外を行き来出来るようにしていました。

そんなある日、13歳になる猫が弱ってきて、そろそろお迎えが来るのかなと思ってた矢先、外に散歩に行ったまま、家に帰って来ませんでした。
約2日経った時に2軒先の奥様から『庭に猫が倒れてるけど、お宅の猫じゃない?』

うちの猫でした。

かろうじて生きてはいましたが、かなり衰弱していて、次の日に息を引き取りました。

猫は“死ぬ姿を見せない為に家から出ていく”とよく言われますが、全然違います
普段の習性から、ナワバリをうろついていて行き倒れて見えない所で死んでしまっているだけです。
居なくなった時が10月中旬で、結構寒くなっていた頃でした。
危うく看取ることが出来なかった事もそうですが、2日間寒い中震えながら、寂しかったのではと思うと、胸が痛くなりました。
家から出さなければ良かったのにと痛烈に後悔しています。
私の様に後悔したくなければ、家の中で一緒に暮らして下さい。

他にも室内飼いのメリットはたくさんあります。

  1. 常に猫と触れ合える。
  2. 食事量の管理が出来る。
  3. 体調の変化が解りやすい。
  4. 家が汚れない
  5. 蚤が付かない。

順に説明します。

1.常に猫と触れ合える
言葉の通りですが、外に出て交通事故の心配も無ければ、野良猫とけんかする事もありません。
いつでもそばに居るわけですから、好きな時に一緒に遊べます。
2.食事量の管理が出来る
以前我が家の猫はまさにこんな感じで、お隣さんが猫好きで、
上がりこんではご飯を頂いていました。
こうなってしまうと、どれぐらい食べてるのか解らなくなりますよね。
結構拾い食いもする事もあるだろうし、よその家に侵入して勝手に晩御飯を頂戴する
というケースも考えられます。
3.体調の変化が解りやすい
食事量にも関係しますが、トイレの回数、質もチェックです。
猫は我慢強いです。病気になってもなかなか気付けません。
4.家が汚れない
靴を履いてくれませんので、砂とか土を一緒に運んで来ます。
ついでに、トカゲ、虫、小鳥などの小動物も家に持って帰ります。
小さなヘビを加えてきた時はたまげました。
5.蚤が付かない
薬である程度は駆除出来ますが、必ずどこかで拾ってきます。
最悪なのは、拾ってきた蚤が家の中で繁殖するのです。その蚤が人にも付きますので、
猫も人も“痒~い”状態です。
現在飼ってる我が家の猫達は、恐らく1匹も蚤はいません。

猫はものすごく可愛いです。
我が家には子供がいません。
その分よけいに猫が可愛くて、まさに猫かわいがりです

残念ながら、猫は短命で、早ければ10年、長生きしても20年ぐらいでお迎えが来ます。
余談ですが、猫が死んでしまう事を“虹の橋を渡る”と表現することがあります。
私は今まで、3匹の猫を見送ってます。
その度に、深い悲しみに落ち込みました。
その辛さ、寂しさ、悲しさを紛らわす為にまた猫を飼っています。
亡くなった時の辛い思いをしたくないから、動物は飼わないという意見もありますが、
それ以上の楽しい事や潤いを、猫達に与えて貰えます

もし、家で猫が飼える環境であれば、是非飼ってあげて下さい。
そして、楽しい猫ライフをご堪能して下さい。