先日 大天山荘のテント場で、アルコールストーブで炊飯にチャレンジしました。
無洗米2合、アルミクッカー1.0Lタイプ、アルコールストーブはアルミ缶自作。
アルコールは約90cc、気温15度くらいだったと思います。
約20分後、燃料切れで消化、OD缶にチェンジ、その後4~5分で炊き上がり。
こんな具合で、アルコール燃料の燃費の悪さにがっかりでした。

他の人のブログを見ると、アルコールは30~50ccぐらいで充分足りるらしく、
更に読み込むと、沸騰後は弱火でOKとの事。

『火力調整が必要なのか!』

新アルコールストーブで検証

アルコールストーブ自体も作り直し、
更に火力調整用の蓋を作ってみて、いざ検証です。(自宅で)

今回は昼飯用にと思い、米1.5合、ステンレス鍋0.5Lタイプ。
火力調整用にゴトクも自作。
ちなみにこのゴトクは、TIG溶接棒を曲げて作りました。
私の本業の溶接棒(売り物)で、SCMに近い材質です。



蓋が浮いて来たのでマグカップに水を入れて重しにしました。


逆さにして蒸らしてます。

アルコールは90ccぐらい入れて、約25分は持ちました。
予定より燃費向上に繋がっていません。
いちおう炊飯自体は、ぎりぎり炊き上がりました。

底の方が焦げている。

考えられる要因は、
ご飯の量に対して鍋が小さいので、米が上手く対流せず下の方ばかりに熱が集中。
ステンレス製が良くない。 

ちょっと、べちょべちょ感が残るなあ・・・

後から調べたのですが、これは蒸らしが足りないみたいです。
多少水っぽくても、蒸らしをしっかりすると、
水気が全体に行き渡り、ふっくら炊き上がるらしいです。
 

今回の火力調整蓋は、イマイチ中途半端だったので、すぐに作り直しました。
そして再度火を付けましたが、思うほどきっちりと蓋になっておらず、
横から火が漏れていて、完全なとろ火になりません。

見えにくいですが、外蓋の内側から火が漏れています

まだ検証までまで至っていませんが、若干の燃費向上ぐらいにしか期待出来ません。
トランギアあたりを購入したほうが良い結果になりそうですが、
ここまで作っておいて、今更既製品もどうかと思うし、
飯炊きは固形燃料で、湯沸しはアルコールストーブ。
テント内での湯沸しまで考えると、
危険回避のために、OD缶+シングルバーナーが必要になる。

工程によってパターンを変える

日帰り : 湯沸し程度しか必要ないので、アルコールストーブ。
小屋泊まり:炊飯する場合は、固形燃料+アルコールストーブ
     炊飯しない場合は、アルコールストーブのみ
テント泊 : 固形燃料+OD缶+シングルバーナー

この組み合わせが良いかもしれません。

こうやって思うと、シングルバーナーが一番効率が良く思え、
ほとんどの人がシングルバーナーのみを持って行くのが頷けます。
私もつい最近までそうやっていました。

でもへそ曲がりな私は、何か違う事をしたいのです(笑)