113日~5日(23日)で九重連山へ行きました。

メンバーはT氏と私の2人旅です。
天気予報では、3日晴れ、4日曇り、5日晴れ!!
113日は晴れの得意日でもあるらしいです。
20157月にも来たことがあり、今回2回目の訪問です。
前回もそうでしたが、今回もテント泊です。

3日分の(正確には2.5日弱)食料の為、久しぶりに結構な重量になりました。
しかも今回のメニューは鍋にしたので、やたらと嵩張る。
私は肉以外の食材(白菜、椎茸、えのき、ちくわ、白米など)を担当。
80Lのザックがいっぱいになりました。

福山を22:00出発し、牧の戸登山口駐車場に着いたのは3:00過ぎでした。
仮眠を取り、夜明けと共に出発の予定が、7:00頃の起床・・・
まあ、テント場まで近いから・・等とのんびり準備をして、
800前にようやく登山開始です。

この時間で既に駐車場は満杯プラス、路上駐車に至ってました。
 (駐禁取られないのかなーと要らない心配をしたものです。)

登山開始

始まりはコンクリートの道が続きます。
期待していた紅葉はピークが過ぎていて、道路上には綺麗な落ち葉でいっぱいでした。
少し登ると、稜線が見えてきます。
山の中腹はまだ紅葉が残っていて、緑とのコントラストが綺麗です。

稜線まで上がってきました。


やたらと広い道で、とても山の上の道とは思えないような所です。

星生山(ほっしょうざん)

9:30
ここから少し急斜面を登って、【星生山】に着きました。


なかなかの絶景です

下のほうで煙が出ている処があります。
温泉成分(硫化水素)が多いのか、周りの土が変色し、木はほとんどありません。


下に下りて歩いているときに撮影


お腹が空いてきたので、休憩がてら軽く食事を取りました。
コンビニで買ってきた菓子パン+おやつでおなかを満たします。
そこからぐるっと回って(大雑把でスミマセン)、九重分れへ向かいます。

10時過ぎに久住分れまで到着。
この後の内容に関係してきますが、すでに結構疲れています。
そこからすぐのところに避難所とトイレがあります。

写真で見て解るとおり、広っぱです(笑)
特に用事がないので、スルーして歩を進めます。

星生山から見えていた煙が出ていた所の横の道を歩いて、
(2つ上の写真がそれです)

法華院温泉

12:30
川沿いを下って行くと、本日の幕営地の【法華院温泉】に到着です。


この石造はポケストップになってました。

山荘で受付を済まし、場所選びです。
このテント場のすごい所は、場所代300円+お風呂代500円で
テント泊でもお風呂を利用出来るところです。
しかもお風呂は営業時間内でしたら入り放題。
さらに談話室も利用可能です。

テント場は7割がた埋まっていましたが、
割と良い場所が空いていたので2張分確保。


中央奥の緑のテントが私のねぐらです。

テント設営後、もう一山登る予定でしたが、時間も遅くなった事もあり、
そこそこの疲れと、テントを張った安堵感みたいなところから、
本日の山行は終了となりました。
することも無いので、坊がツルまで散歩。


写真には写っていませんが、右のほうに炊事場があります。
広くて気兼ねが要らないところですが、トイレが古くて・・・

その後、お風呂に入りさっぱりした後、夕食の準備です。
残念ながら談話室がいっぱいでしたので、
テント場にある机で食べる事になりました。
天気が良かったので、日が暮れるまでは寒くもなく過ごせ、
おいしく鍋を頂きました。


さすがに夜になると寒くて、早々に片付けてテントへ。

今回用意した寝具は、モンベルのダウンシュラフ#3+シュラフカバー。
ウエアー類は、半袖Tシャツ、長袖シャツ(カッターシャツ系)、ライトウエイトのダウンジャケット、薄手のウインドブレーカー。
パンツはタイツ類なし、トレッキングパンツのみ。
この装備でぐっすり眠れました。

2日目朝

昨晩の鍋の残り汁にうどんを入れて朝食にしました。

本日の予定は、坊がツルから入って、大船山(たいせんざん)~立中山(たっちゅうざん)~法華院のコースです。
テントの中に荷物はデポして、最低限の荷物で登ります。
朝から曇りで風もあったので、結構寒かったのです。
昨日はそれなりに暑かったですが、気温は低かったおかげで
水も500ccも飲まなかったかもしれません。

最近私は、水分補給用に2.0Lのハイドレーションを使っていて、
その残りが相当残っていたので、継ぎ足さずに行きました。
(結果、寒くて殆ど飲まなかったです。さらに言うと3日目も継ぎ足さないまま十分たりました。)

9:30~坊がツルから登山開始


朝の坊がツル

楓の葉が落ちていてすごく綺麗でした。


モデルが若い女の子だと絵になるのですが・・・

大船山山頂手前に、少し広い所があって、お昼を取っている人が多かったです。


右奥に見える山が大船山です。

 私達は山頂まで行ってお昼にしようと思い、素通りです。
そこから登っている途中、木々の枝が凍っていて、
幻想的な雰囲気を醸し出していました。

大船山(たいせんざん)到着

11:30大船山へ到着です。
山頂まで登ると急激に風が強くなり、とてもじゃないですが昼ごはんを食べれる状況ではありません。
(食べてる人もいましたが)
後から聞いた話ですが、向かい側の山に登った人の話では、
〝アラレ″が降ったとの事でした。

山頂から少し下りた所で昼食にしました。
それでもかなりの風だったので寒い・・・
T氏は持参したツェルトをかぶって食べていました。


ビバーク用のツェルトですが、こんな時にも役立ちます

食後は早々と退散して、来た道の途中にあった、【立中山の分岐】へ向かいました。


よく見てないと見逃しそうな小さな案内板

この【大船山~立中山ルート】は、ほとんど行く人が居ないらしく、
一応目印はありましたが、お世辞にも整備が出来てるとは言い難い道でした。


枝と草が邪魔で邪魔で・・・

立中山(たっちゅうさん)到着

13:30
とかなんとか言っている内に、立中山に到着です。

山というより、丘って感じでした。
因みにこの間にすれ違った人は一人でした。
そこから下って行くと、【くたみわかれ】があり、
その後少し歩くと、木道が見えてきて法華院へ帰還です。
まだ時間は早かったですが、前日の談話室の混み様を考えて、
談話室の場所取りに行きました。
(結局この日は宿泊者が少なかったのか、席は空いていました)

今晩のメニューは、レトルトの惣菜、フリーズドライのカレー等。
前日同様、ご飯は白米から炊き上げました。
同じテーブルに座っていた先輩がたと山の話に花を咲かせ、
10時近くまで談話室で過ごしました。


よくここに来られるらしくて、色々教えて頂きました。


山友達3人で大阪から来られていました。
上の写真のお二人とも山友達だそうです。
ブログに載せても良いですかと尋ねたら、快諾頂きました。
楽しいお話、ありがとうございました。

この日の晩は寒かった!!

寝はじめは前日と同じ装備で就寝できましたが、12時くらいに寒くて目が覚めて、
シュラフの中に入れる薄いインナーシーツ、ダウンパンツを追加し、
シュラフのファスナーは半分くらい開けていたのを首まで閉めて、
フードもすっぽりかぶればなんとか寒さはしのげました。
それでも明け方近くは寒くて何度も目が覚めました。


見えにくいですが、0℃ぐらいです

3日目 朝

朝 起きると、テントは霜でびっしりでした。
テント外に置いていた水のパックは1/3ぐらい凍っていました。
朝食を済ませ、テントを撤収し、初日来た道を帰ります。

3日目は雲一つない天気で、素晴らしい景色を眺めながらのんびり帰りました。


こちら側から見る稜線が素晴らしい

登山口入口近くのコンクリートの下り坂が、地味に膝に響きます。

天気にも恵まれ、充実した3日間でした。