40代から始めたバドミントンプレイヤーの練習についてのお話です。
前に書いた記事に“上手くなるには人に聞け”と書きましたが、聞いただけでは上手くなりません。
基礎的な練習は当然のことながら必要です。
私は現在51歳になり、それゆえに中年層の苦悩や現状が分かっているつもりです。
それを踏まえてこれから解説していきます。
40代ともなれば、体力、気力、反射神経・・・様々な機能が衰えてきます。
※バドミントンの話です。下ネタではありません、念のため。
更に仕事の関係上、練習時間が取れにくくなったりしています。
実際私も、人に自慢できるほどの練習は出来ていません。
少し話はそれますが、男性だと42歳で厄年ですね。
よくこの年に怪我をしたとか、病気になったとか聞きますよね。
40代に差し掛かると、何かしら体の負担が限界に来る頃なのだと思います。
かくゆう私も、この年にアキレス腱を切りました。
アキレス腱断裂はバドミントン競技者が一番多いらしいです。
体力の低下度合などは、その人のスポーツ経験度合いにも左右されますので、
40代からの練習方法と言っても、その人のレベルに合わせた練習方法を取る事になります。
ある程度のバドミントン経験者であれば、自分で考え実践出来るスキルがありますので、
これからの記事は、
バド経験者の方は、自分の為より、中年初心者を教える時に役立つ内容として見て下さい。
中年初心者の方は、プライドが邪魔を人に教えを聞けない、教えてくれる人が居ない。
かといって、どうやったら良いのか分からない。
といった人が大勢いると思います。
そんなジレンマがある人にぜひ読んで頂きたい内容です。
では、本題の40代から始めた人向けの練習法をご紹介します。
準備運動編
まず、ラケットを持つ前にやっておきた事をいくつか説明します。
ランニング:すべてのスポーツの基本だと思います。
走る事が好きな人は毎日でも走ってますが、私の様にメンドクサがりには、一番続かないのがランニングです。
そんな私が言っても説得力に欠けますが、練習前に体育館2周ぐらい走った方がいいかな。
ストレッチ:中高年プレイヤーには必要不可欠です。
基礎打ちを省いても、ストレッチは省いてはいけません。
肩関節、肘、膝の屈伸、太もも伸ばし、アキレス腱、手首、足首、腰の回転。
ほとんど全身ですね。
私は頸椎を悪くしていて、首回しも結構やります。
素振り:ラケット競技には欠かせません。上手い人ほど素振りの回数は多いと思います。
出来ることなら、フォームのチェックを兼ねて、鏡の前でやると効果的です。
自分のフォームって、解ってるようで解ってないです。
私の持論でもありますが、“良いフォームからは生きた球が生まれる”と思います。
素振りと言えるのか分かりませんが、ラケットの8の字回しもラケットワークの練習にもなりますし、手首のストレッチにもなりお勧めです。
初心者の方でしたら、ここまでを基礎打ちの前に時間をかけてやった方が良いでしょうね。
学生とかだったら、更にシャトル拾い、ラケットを持ってフットワーク+素振り、などがメニューに加わります。
※注意!!中年がやったら体を壊します。
基礎打ち編
ある程度体がほぐれたら、いよいよ基礎打ちに入ります。
何からするのが正解なのかは私も分かりませんが、
私は色んな所を痛めてる事から、軽いカットから始める事が多いです。
ペアーの方がそれなりに打てる人であれば、
カット~ヘアピン、(もう2回ヘアピンを入れたりもする)跳ね上げ
これは足も使えるので、寒い日のアップにお勧めです。
もうひとつお勧めは、ヘアピンです。但し、サービスラインぐらいに立って、しっかり足も使ったヘアピンをすれば、体に無理がなく温まり、ラケットワークのアップにもなります。
後は、ドライブ、プッシュ、クリアー、スマッシュぐらいが一般的な基礎打ちです。
※この順番は人によって違います。
あまり練習するのを見ないのが、ハイバックのクリアーですが、是非トライしてみて下さい。
コツさえ掴めば案外簡単です。
一通り基礎打ちが終わりましたら、少しでも良いのでサーブの練習をお勧めします。
私の師匠は、“サーブから勝負をかけて行け”と言っていました。
甘いサーブが入ると、一発で終わりです。
逆に良いサーブが入ると、2打目3打目が全然楽になります。
上手くなるための練習について
反復練習がとにかく大事です。
ただ、間違ったフォーム、ラケットワークの反復練習は体を痛めます。
では、どうやれば効率的に上手くなるのか?
前にも書きましたが、人に教えてもらうのが手っ取り早いです。
でも毎回そう言うわけにも行きません。
しかも、教えて貰ったは良いが絶対無理!てな事もありますよね。
最終的には自分で考えるしかありません。
そしてそこから、トライ&エラーの繰り返しです。
何が言いたいかと言うと、
『何も考えずに同じ事(間違った事)をパカパカ打ってっても上手くなりませんよ』
カットを例に挙げると、
右のカット、左のカット、遅い、早い、ドロップ気味、打点の変更・・・・
いくらでもバリエーションがあります。
これを自分だったら、どの位置に立って、ラケットの持って行き方をどうするか
とか、これまた無限に議題が出てきます。
こういったトライ&エラーを繰り返すことによって、引き出しが増えていく訳です。
年を取って、若い人にスピード等で勝てなくても、考えることで何とかなったりします。
勿論どうしようも無いレベル差があって、どうやっても勝てない場合もあります。
それでも、私だったら1点でも2点でもと考えます。
そういった積み重ねが大事だと思います。
例のごとく、持論爆発な内容でしたが、少しでも参考になれば幸いです。