カメラ本体:Panasonic Lumix DMC-GX1(以後GX1
レンズ:LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./ POWER O.I.S.(以後PZ14-42
標準ズームセットです。

今年の山用にカメラを変更しました。
愛用のオリンパスE-M1は今回は留守番です。

このGX1は、マイクロフォーサーズマウントで、
いつものE-M1と同じセンサーサイズです。

レビューの前に、このカメラを選んだ(行きついた)
理由を述べさせて頂きます。

E-M1で不満が有る訳ではないのですが、
私の登山中の撮影スタイルは、小型カメラバッグに入れて、
たすき掛けにして歩いています。

ここに至るにも、純正ストラップを付け、
カメラむき出しで首からかけてブラブラ・・・
長さ調整のの出来るストラップ(エレコム製やニンジャストラップ)でカメラむき出し。
速射性は極めて高いが、岩場でぶつかる、
最悪こけた時は(1回岩の上でこけて肝を冷やした経験あり)
破損の危険もあります。
こけた経験を元に、“裸はまずいよなあ”てことになり、
カメラーケースや、ジャケットを検討し、ショルダーベルトに引っ掛けられ
首からぶら下げないで良いケースを発見。

(現在使用中です)

何度かこのショルダーベルト引っ掛けスタイルで行きましたが、
ザックを降ろしたり担いだりする時が面倒で、
このケースの別バージョンのたすき掛けスタイルになりました。
E-M1がすっぽり入り、非常に便利の良いケースです。
小型軽量と言われるE-M1でさえも、たすき掛けにして
長時間の縦走では、じわじわとこの重さが辛くなります

『もう少し軽くしたい』
『カメラとレンズを再検討しよう!!』

まず条件のリストアップ
E-M1より小型軽量
センサーサイズはマイクロフォーサーズ(レンズを流用する為)
出来れば内臓フラッシュ付き
メニュー変更のし易さ。
価格が安い事。でも写りは良い事。

ここから導き出したリストは、

パナソニックでは、GM1、GF5~6(GF3もギリセーフ)、GX1
オリンパスでは、E-P3(ちょっとアウト)、E-P5(大本命)
条件から外れますが、候補に入れていたのは、
シグマDP1X(写りは抜群)

E-P5の機能性、カッコ良さ(これ大事)は非常に魅力的でしたが、
GX1の中古価格が異常に安く
(E-P5の1/3位の値段、更に今回買ったレンズキットは驚くべき値段)
写り自体も満足がいくレベルだったので、GX1に決めた次第です。
(某オークションで購入しました。)

ではようやく
カメラ【GX1】レビューです。

始めお断りしておきますが、
細かい使用等は、調べるといくらでも出てきますので、
私が実際に使った、素人目線での感想です。

まず大きさですが、本文中に書いてあるカメラバックには適当に入れてもかなり余裕があります。
横に500mlのペットボトルも入れることが出来ます。

いつも携帯とスマホを入れている、
ショルダーストラップに付ける
ノースフェイスの小型バッグにも何とか入ります
(当初ここに入れるつもりでしたが、いつものカメラバッグが利便が良いので、結局いつものスタイルで行きました。

ショルダーベルトに装着した状態

グリップ感は、見た目はたいした出っ張りがありませんが、
持ちにくいと言う事もなく、私としては合格点です。
私は、このグリップ感が悪ければ、
なんとなく撮影意欲が落ちたりして、大事なポイントになります。

E-M1の前に使っていた、E-M5は見た目より持ちにくく、
これが嫌でE-M1に買えたぐらいです。

ボタン類の使い勝手は、普通に良いです。
E-M1と比べると、1ダイヤルだったり、割り当てボタンが少なかったりしますが、
必要十分な配置と機能だと思います。

使って良かったのは、
“iA”というオートボタンが独立していて、
設定を迷う時に使うと便利が良く、結構優秀な機能でした。


天板の右下にある赤丸の中にiAと書いていて、解りやすい

次に液晶(ファインダーが付いてないので、全てこれで確認)は、
さすがに最新の液晶には劣りますが、
3インチ、46万画素もあれば、
私は構図とピント確認ぐらいの認識ですので、これも十分満足レベルです。

フラッシュについては、力不足はしょうがないですが、
E-M1のようなポン付けタイプより、はるかに使い勝手も良く、
当然ですが持って行くのを忘れるなんて事もありません
(実は私は何度も忘れています)

レンズ【PZ14-42】のレビュー

この頭についているPZとは電動ズーム(パワーズーム)の略です。
この電動ズームははっきり言って使い辛い
でも私の場合、山での撮影はほとんどが広角で撮ります。
ズームは時々しか使わいので、あまり不便を感じなかったです。
この手の薄型レンズは、一般的には沈胴式になっていて、
手動ズームだと撮影前にレンズを繰り出してやる儀式が必要です。
この手動繰り出しが原因なのかさだかではないが、
同じパナソニックのレンズ(12-32)にて、
ズームリングが外れるという不具合を良く聞きます
(繰り出すときに無理に負荷をかけてるのではないでしょうか?)

電動ズーム採用のPZ14-42はこの心配がありません。

肝心の写りはどうかと言うと、
我が家のモニターで見る限りでは、普通にきれいです。
全く同じ条件で高級レンズで撮影して見比べると、
若干の優劣は分かるかもしれませんが、
単体で見ると、すっきりして良い写りだと思います。
(ちなみにカメラ店でLサイズでプリントしてみましたが、とても綺麗に写っていました)

まとめ

カメラ本体もさることながら、レンズも軽く小さくなった為、
今回の槍ケ岳登山(表銀座ルート)2泊3日では、快適なカメラセットでした。

E-M1+パナ12-35が870g
GX1+PZ14-42が430g

440gの軽量化は、数字以上の軽量感がありました。

また、このレンズのレンズカバーは、
社外品のオートレンズカバーを合わせて使っていたので、
電源ON→レンズが出てくると同時に
レンズカバー(シャッターが付いてる)がカパッと開き→撮影
非常に流れが良い

カメラ、レンズとも、防水機能が付いてないので、
雨の日は要注意ですが、私が使っているカメラバッグは、
ザックカバーと同じ様な物が付いていて、それを被せると防水バッグになります。

私は、雨の日はほとんど撮影しないので、
カメラ本体には防水機能はなくても良かったりします。
今回のこのカメラ&レンズは、某オークションにて激安で購入でき、
色んな事に大満足なカメラセットでした。

個人的には超お勧めです。