今回の記事もどうでもいい話と言えばそうなのですが、
役に立つ人には役に立つと思います。

早く本文を読みたい方は、真ん中あたりに赤文字でここから核心部ですと大きく書いている所からお読みください。

プジョー407のオーディオ変更、androidナビのレビューの記事が皆無に等しく、こんな内容の記事があれば、どんなに参考になっただろうと思い、今回記事にしてみました。

では、これから本文です。

私はカーオーディオをいじるのが趣味で、今まで所有してきた車は、もれなく何らかしらの改造をしてきました。

車を変えるたびに、スピーカーなり、ヘッドユニット等、場合に応じて移植したり新調したりしていました。

表題にある【プジョー407】正確には【プジョークーペ407】なのですが、
おそらく、プジョー407シリーズは、セダン、ワゴン、そして私が所有するクーペのオーディオは共通と思い、【プジョー407】としています。

まず純正オーディオは、カロッツェリアのナビ(HDDナビ)+1DINタイプのヘッドユニット(CD、ラジオ)という構成です。

最近のオーディオは、CD再生+USB接続でスマホ内のデーター、USBメモリ、またはSDカードを読み込んで再生して曲を聴くというスタイルが多いと思います。
(私はUSBメモリを使用、ほぼCDは持ち歩かない様にしています)

このプジョー407のヘッドユニットはそれなりに良い物をなのですが、
古い機種の為、CD再生のみです。
幸い、私が購入したクーペ407は、全オーナーがヘッドを割と新しい物に変えていて、USBが使えるようになっていたので、とりあえずの音楽再生は困ることはありませんでした。
更に言うと、フロントスピーカーのみですが、ドアスピーカーとツィーターを社外品に交換、ドアスピーカー周りはデットニング済みでした。

次にナビですが、これが厄介な代物です。
まず古い(私の購入した物は2007年製)、
操作はリモコンで、タッチパネルではありません。
テレビはアナログで、既に視聴不可です。 

私が最初にやったのは、テレビを地デジ化する事です。
プジョー407のナビ本体は、トランク左側の隅にあり、
地デジチューナーを本体の入力端子と繋げば
テレビが見れるようになります。


ナビ本体と、DVD読み込みユニットが鎮座しています。

アンテナ配線を隠すのが面倒なだけで、特に難しいことはありません。


プジョー407のフロントガラスは、遮音ガラスを採用しているので、
フイルムアンテナは反応しない可能性があり、必然的に後部の三角窓に取り付けます。

ACC電源が取りにくかったので、後部座席のシガレット電源から引っ張りました。


写真には写ってないですが、3つ口の増設電源が接続されています。
この途中の配線を分岐させ、ACCとアース線を作り、
外付け地デジチューナーの電源に利用しました。

地デジテレビは無事に接続は出来たのですが、
走行中に何故か画面上部にVTR1の帯が残るのです。
配線に細工もしているので、理論上は走行中も全画面になるはずなのですが???

ディーラーに問い合わせしても分からないとの事。
本体の仕様か、故障か????

まあ、80%ぐらいは画面が見えるから我慢するかとしていたのですが、
この外付けチューナーもリモコン操作のみの為、色々面倒臭いのです。

いっそ全部替えようか?

但し、このプジョー407のモニター裏は奥行きが無く、
デカいナビはどうやってもフロントパネル部には入りません。

どこかのブログで、ヘッドユニットを外せば、2DINモデルが入ったという記事を読んだ事があり、2DINが無理でも、1DINでモニターがせり出すタイプでも良いかなと思い、ナビ自体の付け替えを検討する事になりました。

通常、オーディオだけの接続だと、ACC、バッテリー、アース、スピーカー、アンテナ、ラジオ等の線を繋げばOKです。

これにナビ機能が入ると、GPS、テレビ、車速信号が加わります。
一番最後の車速信号が厄介で、国産車の場合、調べればまず判明するのですが、
プジョー407は散々調べましたが分かりませんでした。

頼みの綱の近くのプジョーディーラーに電話して聞いてみましたが、古い車の上に407は球数が少ないので、その手の経験が無く判らないとの事で、わざわざ本国のプジョーに問い合わせして頂いたのですが(お手数かけました)諸事情により、ディーラーで取り付ける以外は教えられないらしい。

それでも、私が問い合わせした福山のディーラーの整備の人は、「ナビ自体はカロッツェリアの製品なので、トランクにある本体に来ている線の、灰色かピンクの線が濃厚、走りながらテスターで調べれば、ピコーンピコーン(車速信号はパルス信号なので、こういう反応になります)となると、それが車速信号線です」と教えてくれました。

うーんなるほど。

しかーし、我が家にはテスターも無く、それで車速信号が見つかる保証もない・・・
いっそ、車速信号を繋げずに取り付けたらどうなんだろうと調べましたら、
一般的なナビは、車速信号を拾わないとナビ自体が機能しないらしいです。

そうなると、残された手段はポータブルナビです。

以前グランビアに付けていたナビがそのタイプで、それなりに使えていたなーと思いだし、
それにテレビを接続したら、ナビ+テレビは可能だが、どうにも本来あるモニター付近への取り付けは厳しそう。
かといってダッシュボードに置くのも視界の邪魔になるし・・・
そんな感じで考えがまとまらず、ポータブルナビを検索していると、

androidナビなる物を発見!

androidナビとは、ざっくり言うと、androidスマホを車専用にした様な物で、オーディオ、ラジオが聴けて、スマホと同じようにアプリをインストール出来、車からの電力供給で車の起動と共に立ち上がるというものです。

通常のナビとの違いは、車速信号を拾わないで、GPSのみで位置情報を得ることです。
GPSだけだと、トンネルに入ると自分の位置を見失う弊害があります。

但し、私の様な田舎暮らしの人間は、トンネルは通過点でしかなく、トンネル内での道案内は皆無に等しいですので、これで困ることはないだろうと思います。
それよりも、常に最新の地図データをネットに繋ぐだけで大体は無料で更新できます。
例えばGoogleマップは完全無料です。
必要な場所をダウンロードしておけば、オフラインでも利用可能です。

但し、不安要素もあります。
一番の懸念は、androidナビは、現在中華製しか見当たりません。
たしかに最近の中華製電気製品は目を見張る進化をみせており、
おそらく技術的には、日本製と同等以上と認識しています。
ただ、この【androidナビ】に関しては、まだ熟成していない様な気がして、
実際レビュー(いろんな機種を見てみました)を見ると、
『問い合わせをすると中国人に怒鳴られた』
『2週間で起動しなくなった』
『全然問題なし、車に乗るのが楽しみ♪』
『元のオーディオより良い音がする』 等々・・・
良い評価もあれば悪い評価もあり、
当たり外れがあるのかな?といった印象です。
全体的に
レビューが少ないのが現状です。

それを踏まえて、私は踏み切りました!!

 

ここからが核心部です。

私が選んだのは、
メーカー名:wowauto
モデル名:U6910 PX5
画面サイズ:10.1インチ
     4X4地デジチューナー付属
OS:android9.0
メモリ8GB ストレージ64GB
サイズは2DINタイプ、
テレビも付属の専用配線を繋げば、タッチパネルで操作可能
本体にCD,DVDスロットがあり、あらゆるフォーマットも再生可能
スマホとのリンクも標準装備で可能

取り付けは結構苦労しました。

外側の化粧パネルを引っこ抜き、モニター、ヘッドユニットを外します。
それから2DINが入るように、モニターを止めていた枠(土台)を削って行きます。


ヘッドユニット、モニターを外した状態

ミニリューターの丸鋸刃で切っていましたが、思ったより難しく、100均のハンドソーでやると、狭い所でも刃が入って行き、意外な程使い勝手良かったです。


ずっと前に何気に買っていたハンドソー
こんな時に役立つとは。

バリがでた所や、細かい所はやすりで削り取りました。

サブウーファーも付けようと思い、ウーファーのカットオフ、ボリューム、ブースターが付いたソニーのクロスオーバーネットワークをナビの上に乗っける為、さらに上部も削りました。


この状態ではまだネットワークは入りませんでした。
最終的には、もう少し削っています。

 


このネットワークと本体は、マジックテープを利用して固定しています

ナビの固定は、このナビに付属していた金具をプジョーの枠に合わせて削って利用しました。
左右のネジ1本での固定ですが、
上下左右ともギリギリ入る為、案外しっかり固定しています。


地デジチューナーは助手席の足元に置き、
フロアマットで隠しています。
(アンテナ線がこの位置までしか足りなかったので
この位置になりました)

ナビ周りのむき出し部分を隠す、化粧パネルを自作します。
これまた100均で売っているカラーボードを加工。
これは発砲ボードに紙を貼っているもので、カッターナイフで簡単に加工できます。

初めに粗方紙で型紙を作り、現物に合わせてちょっとずつ修正して、カラーボードを切ります。


カラーボードに型紙を乗せ、印をして切り取ります。

このカラーボードだけではいかにも安物臭いので、フェルト(これも100均で売ってます)を両面テープと万能ボンドで貼り付けます。
ここでワンポイント!
フェルトを貼る前に再度、現物に合わせ、フェルトの厚み分を考慮しながら、サイズ調整します。


表面


裏面

ようやく完成です。

 

気になるレビューですが、
一番最初はラジオの画面が出て、それから何も反応しませんでした。
壊れているのかもと思いましたが、
どこかのレビューで、リセットボタン長押しというのが記憶にあり、
実践してみると見事に復活、
自宅のWi-Fiに繋ぎ、Googleアカウントをログイン出来ました。
あとはスマホと同じです。

起動は、このメーカーの謳い文句通り、瞬間起動です。
大げさな言い方ですが、ネット環境さえあれば、何でも出来ます。

私の接続内容は以下の通り

フロントスピーカー:ナビ本体から直接スピーカー線を接続
(前オーナーがスピーカーと共に線を引き込んでいました)
純正スピーカー、純正配線を使う場合、元のカロッツェリアのヘッドユニットの型番で検索すれば、配線図が出てくると思います。
配線が分からない場合は、
面倒ですがドアスピーカーに私と同じ様に直接繋いだ方が安心かと思います。

その際、ドアの内張を外す必要があるのですが、
止めてあるプラスチックの留め具が結構壊れます。
私は国産メーカーの同じような形をしたもので代用出来ました。


参考までに
オートバックスに売っていました
商品名:オートクリップ№3855

サブウーファー:外部アンプを接続(ソニーのネットワーク経由)


バッテリー線はバッテリーから直接引っ張ってます。


レガシィで使っていたトランクシートを再利用
サイズ的に割と合っていて、アンプの上にかぶせてます。


レガシィで使っていたサブウーファーを移植
後部座席足元にセット

音楽は、USBメモリからの再生
イコライザーはナビのオーディオ設定のPOPSを選択
一般的なナビと同等の音質はあると思います。
画質は若干白っく感じます。
テレビは、アンテナを前に使っていたフィルムアンテナをそのまま使っているので、一概には言えませんが、我が家のほかのナビに比べて、テレビの掴みがちょっと弱いように感じます。
かと言って切れまくって困るというレベルでなく、それなりに受信しています。
ナビはまだ使っていませんが、スマホで使うのと同じと考えて良いと思いますので、全体的な印象は、充分使えます!

このナビは楽天にて、JON JONというお店から購入しました。
購入特典のおまけが何気に良かったです。

※大きさ比較の為、プジョーの鍵を置いています。
レビューを書いたら何種類かの内2点をプレゼント
という内容だったのですが、
本当はこちらから選べなかったかもしれませんが、
ダメもとでクッションが欲しいと書いてみたら、
この2点を付けてくれました。

プジョー407のオーディオでお困りの方々に少しでもお役に立てましたら幸いです。