2017年9月16日(土)八ヶ岳へ行ってきました。
先日から台風18号が接近して来て、行くかどうか悩んでいましたが、せっかくの3連休なので、『とりあえず行ってみよう』と15日の22:00から車を走らせました。
実は八ヶ岳には今まで行った事がなくて、ネットの情報しかありません。
それ故に結構楽しみにしていましたが、台風では・・・・
ご存知の方も多いとは思いますが、『八ヶ岳』という一峰は存在せず、赤岳、横岳、阿弥陀岳などが連なる山々の総称です。
今回は、八ヶ岳の最高峰に位置する『赤岳』を目指します。
道中の話に戻りますが、関ケ原付近で雨が降り出し、テンションはダダ下がりです。
今回の同行者はT氏のみ。いつもはY氏を入れた3人で行く事が多く、車の運転も3人ローテーション(Y氏が半分近く運転してくれる)で夜中に走る割にはそんなに運転がきつくない。
それがY氏が来れなくなり、2人ともY氏の運転をあてにしていて、いつもの睡眠不足で来ていたものだから、途中の運転が眠い眠い。
長野道のSAで10分程休憩するつもりが、1時間ほど仮眠を取ってしまいました。
美濃戸口駐車場到着
仮眠のおかげで結構目が覚めたので再出発し、朝8:00頃 美濃戸口駐車場に到着です。
八ヶ岳山荘(実は赤岳山荘と勘違いしていて・・・)
『もうちょっと上まで車で行けたはずなんだけど、登山案内の人が居るなあ』と思いつつ、登山届を提出がてら、その案内人の人と談笑していました。
天気予報では、昼から雨、明日は暴風雨との事で、山での宿泊は断念し、赤岳方面のベース地となる赤岳鉱泉までの日帰りに変更しました。
(初めて訪れる山なので、次回の下見という体で行く事にしました)
テント、シュラフなど不要な荷物は車に残し、非常に軽い装備で出発です。
車道にもなっているので、整備された広い道です。
1時間程歩いた所で、【赤岳山荘】の看板を見つけ、
やっぱりここまで車で行けたのだと確信しました。
美濃戸口のおっちゃん、教えてくれよ~(聞いていれば済む事ですが)と嘆きながら、次回はここまで車で来よう!と誓いました。
ちなみに駐車料金は、下の美濃戸口が1日500円、赤岳山荘は1日1000円です(宿泊者500円)。
但し、土日は満車になる事が多く、美濃戸口まで来て、電話で確認して上がった方が良いでしょうね。
ここまでは広い車道で、のんびりウオーミングアップにもなりました(でも楽を出来るものなら楽をしたい)
しばらく歩くと、美濃戸山荘に到着です。
食事と宿泊も可能です。水も補給できます。
その先に北沢or南沢の分岐があります。
私達が目指すのは赤岳鉱泉で北沢になります。(南沢は行者小屋方面)
程良く整備された登山道で、沢の付近は木道がかかってて危険な箇所は見当たりません。
分岐を過ぎたあたりから登山道らしくなって来ました。
ゆったりとした登り坂でとても歩きやすい。
同行者のT氏です
赤岳鉱泉到着
赤岳山荘から約3時間で本日の目的地、赤岳鉱泉に到着です。
台風のせいでテントは3張程しかありませんでした。
赤岳鉱泉の名物は、冬の【アイスキャンディ】と呼ばれるアイスクライミング練習用の巨大な氷の壁を人工的に造ります。
ナガノアウトドアトレジャーガイド引用
小屋の下に広い所があったので、『ここに作るのかなあ』などと想像を膨らませます。
小屋の周辺は屋根付きのウッドデッキがあり、テント泊の雨の日でも炊事が可能です。
これは何気にありがたい設備です。
赤岳鉱泉では、テント泊でも夕食を頂けます。
しかも山小屋とは思えない程充実した内容だそうです。
特に有名なのが、ステーキが出るらしいのですが、
あいにく今日は違うメニューでした。
私達は日帰りなので関係ないですが、後から来た女性3人組の方達は小屋泊まりらしく、
宿泊の受付をしている時に『ええぇ~ステーキじゃないんですかあ~』と、とても残念がっていました。
小屋の入り口付近
テント場もちゃんと整備されていて、石だらけで何処に張るの?って事はありません。
張綱用の石もちゃんとありますので、ペグは要らないと思います(自己責任で)
しばらく休憩をした後、ついでに行者小屋も見て行こうという事になり、
もう少し登ります。
木道のプレートにマムートの刻印がありました。
なんと途中の林の中で鹿の群れに遭遇。(熊でなくて良かった)
写真は1頭ですが、4~5頭はいました。
緩い登りで、約40分で行者小屋へ到着。
とうとう雨が降り出し、行者小屋で合羽を着て下山開始です。
本格的に降っていたので、途中でカメラをザックへ収納したので写真はありません。
小屋の写真ぐらい撮っておけばよかった・・・
赤岳鉱泉までの道と違って、岩場の連続で結構きつい下りでした。
美濃戸口山荘まで帰り、アイスクリームを頂き、最後の1時間を頑張って歩きました。
今回は、台風の影響で若干寒いくらいで、水も300ccぐらいしか飲んでなかったです。
そういえば、頂上付近の写真も撮ってなかったので、
完全な記録写真になってしまいました。
登山というより、本当に下見調査といった感じになりました。
下山した後は、諏訪湖付近のビジネスホテルに泊まって、翌日は松本城観光、美ヶ原高原までドライブの後、帰宅しました。
帰りの山陽道は兵庫県に入った頃から土砂降りになり、
ついには通行止めになり朝までSAで足止めされるというオチがありました。