2017年10月8日(日)八ヶ岳登山リベンジ

先月、台風の為 赤岳鉱泉までしか登ってなかったので再度やってきました。
7~9日と3連休でしたが、7日が雨の為、8、9日の1泊2日の行程です。

今回のメンバーは、T氏、Y氏を含めた3人です。
一番若いY氏が半分ぐらい運転してくれて楽ちん~(Y氏ありがとう助かるわ~)
駐車場の確保のため、夜中のうちに現地に着く様に、福山を18:00に出発。
赤岳山荘駐車場に3:00前には着きました。

前回はこの赤岳山荘の位置が曖昧だった為、
下の八ケ岳山荘駐車場に停めてしまい、約1時間の徒歩を強いられたのですが、
今回はこの1時間を短縮できました。

この区間は道幅が狭く、対向車との離合が難しいのですが、
夜中という事もあり、すれ違う車がなかって、難なく駐車場までたどり着けました。

駐車場はほぼ満車でしたが、幸い登山口近くが空いていて取り敢えず仮眠を取りました。

明るくなってきて目が覚めると、周りの人はすでに出発していて、
行き遅れた感満載で身支度をし、結局6:30ごろスタートになりました(-_-;)

身支度してる最中に駐車料金を徴収にきました。¥1000/日でした。


この橋から登山道になります。
画面中央に見える車が私たちの車です。


今回も赤岳鉱泉(北沢方面)に向かって行きます。

前回の記事にも書きましたが、
赤岳鉱泉までの道のりは危険個所もなく緩やかな登山道で歩きやすく、
2時間もかからないうちに到着します。


こんな道です。

今回のようなテント泊装備でも無理なくテント場に行けるので、
私の様な中年登山者にも無理なくテント泊が可能です。

赤岳鉱泉到着

赤岳鉱泉に着きました。

まず初めに幕営場所を探します。
小屋から近くて、水平かつ平らな、3張分の敷地・・・
ちょっと狭いですが、割と良い場所を見つけ、
すぐ隣に張っている人にご挨拶と了承を得て、3つ並べて張ることが出来ました。


真ん中の緑のテントが私のテントです

実は夏にテントを新調していて、初めての使用になります。
今までは、2人用のテントを一人で使っていたのですが、
若干重いのと、広すぎて夏場以外だと寒いと感じていて、ソロテントに変更しました。

ソロテントといっても、今回購入した【ニーモ・タニ1P】は、
室内寸法は100×190で、それなりに広く、
身長177cmの私がザック類を横に置いて寝ても窮屈さはありませんでした。
しかも重量は今まで使っていた2人用のテントの約半分です!
たしかに軽くしている分、生地の強度とかは落ちるかもしれませんが、
今回のテント泊では問題はありませんでした。

この【ニーモ・タニ1P】のレビューはまた別の機会に書きたいと思います。

テントに荷物をデポして、最低限の装備で再出発します。
ルートは硫黄岳~横岳~赤岳~行者小屋~赤岳鉱泉です。
出発前に夕食を予約して行きました。
本日のメニューはステーキとの事で、テンションは上がります。
ここからは、それなりの勾配のある登山道です。

1時間30分ほどで硫黄岳の手前の分岐地点(赤岩の頭)に着きました。
ここまで来ると、赤岳に続く稜線が見えてきて、
『登ってきたな~』と思わず声がでます。
広い場所なので軽く休憩を取り、硫黄岳を目指します。


この先が硫黄岳頂上です


向こうに見える稜線を歩きます。


穂高連邦が見えていました


この岩の向こう側が硫黄岳山頂

硫黄岳山頂到着

先程の赤岩の頭から20分程で硫黄岳山頂に到着です。
山頂の看板がなければ何処が山頂か解らないほど、ただっ広い所でした。


やたらと広い山頂付近


T氏と私(向かって左)

いよいよここからは、赤岳まで続く稜線を歩きます。
写真では見てましたが、実際にこの目で見ると感動ものです。
日本でも有数の稜線の登山道ではないでしょうか?


こんな狭い所もありました。

予定では、この稜線は富士山を見ながら歩くはずだったのですが、
ガスが上がってきていて、全く見えませんでした。

横岳山頂到着

硫黄岳から1時間ちょっとで横岳に到着しました。
稜線上に赤岳展望荘が見えています。
その向こうの高い山が、本日の目標地点【赤岳】です。
お昼が近い事もあり、お腹が空いてきましたが、横岳では長居をせずに先を急ぎます。

アップダウンの続く道で、鎖、ハシゴがあり、空腹には辛い道のりでした。


真ん中あたりの建物が赤岳展望山荘
よくあんな所に建てたなあ。

1時間弱で赤岳展望山荘に着きました。
流石にお腹が空いて、この先の急登がきつそうだったので、長めの休憩をとりました。
隣に座っていた親子連れがポトフを作っていて、とても美味しそうで羨ましかったです。

さて最後の登りです。
頂上は見えていますがなかなか着きません。
しかも結構きつい登りです。
近そうに見えて、1時間近くかかりました。

赤岳山頂到着です!!

山頂には、赤岳頂上山荘(そのまんまのネーミング)があり、コーラとピンバッチを購入。
山頂で飲むコーラは格別です。
山頂付近はそこそこ広く、多くの人で賑わっていました。


すでに周りはガスで真っ白・・・残念。

暫し休憩と記念撮影を終え、文三郎尾根を下山します。

急こう配が続き、どんどん標高が下がります。
恐らくこっちのルートの方が登るのが大変だろうなあと思いつつ下りて行きました。
半分位下ると、下の方に行者小屋が見えています。
赤岳山頂から約1時間で、行者小屋へ到着です。

時刻は15:00。
行者小屋に宿泊する人でしょうか?
ここで休憩というより、すでにまったりしているという雰囲気です。

ここから赤岳鉱泉まではほとんど下りで、30分程度で着きます。
『ステーキが待ってるぜ』と言い聞かせて、足を運びます。

トラブル発生!!

あと少しというところで、いきなり足がつりました!!
私は週に3~4日ぐらいバドミントンをやっていて(いずれも2時間位)、
それなりの体力の持ち主だと思うのですが、
使う筋肉が違うのか、バドミントン用の筋肉の使い方が身に染みているのか解りませんが、
長時間の連続歩行は苦手なのです。
それにしても、あと10分程の所でつらなくても・・・・
5分程マッサージと休憩をして、痛い足を引きずりながらなんとかゴール出来ました。

夕食時間の5時まで1時間以上あるので、
少し荷物を整理した後、小屋の横のテラスで談笑して夕食を待ちます。

ステーキ

お待ちかねの夕食です。
実はステーキといっても、
『こんな山奥で出るものなんて・・・』とたいして期待はしていませんでしたが、
写真を見てわかる通り、立派なステーキです。
おそらくロース肉(和牛ではないと思いますが)で150gぐらい。


ポトフを撮るのを忘れてました。

固形燃料2個を炊きながら、自分で焼きながら食べるスタイルです。
他には、ブドウとリンゴ、ポトフ(キャベツ、玉ねぎ、ソーセージ等)、ごはん。
しかもポトフとご飯はセルフでお替り自由です。

ステーキが美味しいのは当然ですが、ポトフも非常に美味しくて、
私は2杯+最後にお汁だけお替りを頂きました。

お腹いっぱいになり、再度テラスで暗くなるまでお茶会をし、各テントへ撤収しました。

地面が平らなので、快適に眠れました。
この場所の良い所は他にもありました。
当日は天気が良かったので、ほぼ無風で断定は出来ませんが、
周りを林に囲まれているので、風もあまり吹かないのではないかと思います。
ちなみに今回持って行ったシュラフ【モンベルのダウンシュラフ#0】だと暑いくらいで、
ファスナーは半分以上開けていました。
#3+シュラフカバーで大丈夫だったかもしれません。

朝起きると、夜露と結露(同じ事かな?)でフライはびっしょりでした。
のんびり朝飯を食べながら、じきに乾くだろうと思っていましたが、
乾く気配がないので、諦めてテントの撤収に取り掛かり、
9:00頃、赤岳鉱泉を後にしました。

下山後は、登山口から10分程走った所にある温泉施設【もみの湯】で汗を流して帰りました。


休憩所も広く、良い温泉でした。
しかも500円という低料金。

今回の登山を振り返って

3連休にかかっていたので、テント場も無いほどの人を予想していましたが、
紅葉があまり無い場所のせいなのか、普通の土日程度の人の量でした。
ちょうどこの2~3日は暖かくて、テント泊でも快適な気温ででした。
この時期の八ヶ岳は穴場かもしれません。